ブログ

blog

会社見学に行ってきました〜MiRAijiN Labさま〜

 

久しぶりの会社見学

 

先日、友だちの紹介で、
とある会社の見学をさせていただきました。

 

会議や勉強会、交流会などで、
新しい人に出会ったとき、

 

就労支援施設や障害者雇用をしている会社など、
興味深いなと思ったところには、
見学に行かせていただくようにしています。

 

コロナの影響で、そんな機会も減っていたのですが、
友だちに声をかけてもらって、
久しぶりに会社見学に伺うことができました。

 

 

株式会社MiRAijiN Lab(ミライジンラボ)

 

伺ったのは、箕面の閑静な住宅街の奥にある、
株式会社MiRAijin Lab さん。

 

データ分析やシステム開発を主軸とした
設立2年目の新しい株式会社です。

 

この会社では、社会問題を解決するための
さまざまなプロジェクトを行なっています。

 

代表的なものの一つが、
発達障害や精神障害を持つ人たちが、
持っている能力を発揮できる、
働き方の仕組みづくりです。

 

今回、私が見学をお願いした理由はこれです。

 

とても画期的なプロジェクトを立ち上げていて、
それが厚生労働省の認定を受け、現在実証実験中です。

 

このことについての詳しいことは、
毎週金曜発行のメルマガで書いています。
https://mail.os7.biz/add/Nmej

 

よかったら見てみてください。

 

そしてもう一つが、
セクシャリティを分析するサービスの開発です。
https://anone.me/

 

 

自分自身が何者かということ

 

10代、20代の、発達障害を持つ人から、
セクシュアリティについての相談を受けることは
わりと多いです。

 

同性が好きなのかもしれない、
身体と心が違う性なのかもしれない、
そんな言葉からはじまる相談は、

 

深く深く話を聞いていくと、
自分自身が何者なのかわからない
というところに行き着くことが多いです。

 

そもそも発達上の特性を持っていて、
周りの人とちがう何かを感じていたり、

 

学校や社会に、どうにもなじめない
生きづらさを感じていたりする人が
多いことも事実です。

 

自分自身についてのわからなさの理由が、
発達の特性なのか、
セクシュアリティなのか、
それとも、もっとちがう何かなのか。

 

彼ら自身も悩み続けていますし、
かんたんに、答えなんか出せないことです。

 

 

ジョハリの窓

 

心理学にジョハリの窓という考え方があります。

 

※ジョハリの窓
サンフランシスコ州立大学の心理学者
ジョゼフ・ルフトとハリー・インガムが開発した
対人関係における気づきのグラフモデル。

ジョハリの窓では、
人は誰でもこころの中に4つの窓を持っている、
としています。

 

それは、

 

開放の窓:自分も他人も知っている自分
秘密の窓:自分は知っているが、他人は知らない自分
盲点の窓:他人は知っているが、自分は知らない自分
未知の窓:誰からもまだ知られていない自分

 

の4つです。

 

人は、自分について知っている分だけ、
人のことを理解することができます。

 

言い換えると、

 

自分について知っている分しか、
人を理解することはできない、ということです。

 

自分自身について知っていることが増えて、
開放の窓が広がるほど、
生きやすくなります。

 

そして、自分自身についての理解が進んでいる人ほど、
人のことも、「ちがい」についても、
きちんと理解しています。

 

自分自身を知ることが、
自分自身でいることの、
第一歩、です。

 

 

マジョリティ(多数派)であること

 

私自身は、自分のセクシュアリティについて
悩んだことはありません。
身体の性とこころの性は一致しています。

 

発達上の特性も、目立つほどにはなく、
プロフィールhttps://kaori-marutani.com/profile/にも書いていますが、
おそらく、この世界になじみやすいかたちで、
産まれてきたんだろうと思っています。

 

ずっとマジョリティ(多数派)として過ごしてきました。

 

それが生きやすく、楽だったかというと、
そうでもなかったなと感じています。

 

自分の資質やセクシュアリティについて
悩むことはありませんでしたが、
自分自身が何者か、ということについては、
前述した彼らと同じように、考えてきました。

 

10代、20代と、「ふつう」といわれる道を辿り、
30代になって、やりたいことを思うようにやってきたら、
思ってもいなかった状況になっていました。

 

バツイチ、独身、起業家。

 

同年代の友だちの輪の中、
会社員として働いている人たちの集まり、
そんな当たり前といわれるコミュニティの中で、
今の私は完全にマイノリティでした。

 

 

多様性という言葉を死語にする

 

「多様性という言葉を死語にする」
MiRAijiN LabのHPに書かれていた
この言葉に、ハッとさせられました。

 

今の時代、どれだけの人が
マジョリティでいられるんだろう。
何をもって、マジョリティというんだろう。

 

ライフステージに訪れる、たくさんの選択肢に
自分らしさをのせていくと、
人と同じようにはならないはずなのに。

 

外出自粛期間中、
意外と充実した時間を過ごせた人がいた一方で、
DVやアルコール依存、ネット依存などの問題も増加しました。

 

withコロナといわれるこれからの時代、
自分自身と向き合う強さがないと、
メンタルバランスを保つことが難しくなるでしょう。

 

前述したジョハリの窓のうち、
未知の窓、は、
可能性の窓、とも呼ばれています。

 

自分の知らない自分を見つけること、
それは、可能性を広げることです。

 

多様性という概念がなくなるための第一歩は、
一人一人が、自分自身について
もっと知ることからはじまるように思います。

 

発達上の特性やセクシュアリティにとどまらず、
「自分自身」を知るためのツールを、
たくさん持っておくことは、

 

あなた自身の強みにもなります。

 

セクシュアリティ分析anone https://anone.me/

 

自分自身を知るためのツールとして、
ぜひ試してみてください。

 

 

 

丸谷香

丸谷 香(まるたにかおり)

精神保健福祉士/社会福祉士/公認心理師

メンタルコーチ。元大学病院のMSW。就労・児童および産業分野でソーシャルワーク、心理カウンセリングなどに従事。
現在は、経営者、個人事業主、専門職向けのコーチングのほか、障害福祉事業所の組織開発、対話型発達障害研修などを行う。

サービス案内

法人向けサービス

法人向けサービス

組織の課題解決
コーチングプログラム

個人向けサービス

個人向けサービス

望む未来を実現する
コーチングプログラム

丸谷香オフィシャル