季節の発酵しごと

今年の6月から

オンラインで

季節の発酵しごと

という講座を受講しています。

薬膳と合わせて、

心と食べるものの関係を

学んでいます。

発酵しごとというだけあって、

もちろん　“発酵” について

学びます。

発酵の仕組み、菌のこと

身体への作用、副作用。

10月のテーマは

ヨーグルトでした。

ヨーグルトをはじめとする

乳製品、昔からとても

大好きなんですが・・・。

遅延型アレルギー

遅延型アレルギーを知っていますか？

アレルギーは、身体にとって

よくないものが入ってきたときに、

それをやっつけようとする

身体の免疫反応の一つ。

たとえば、花粉症の人は

その人にとって、

花粉が良くないものとして

身体が反応して、

くしゃみや鼻水を出して、

教えてくれます。

食べ物のアレルギーも同じです。

ただ、食べ物のアレルギーには

即時型と遅延型があるんです。

即時型は蕁麻疹とかかゆみとか。

わかりやすい反応をもたらすものです。

遅延型はゆっくりゆっくり出てきます。

原因となる食べ物を摂って、

数時間から数週間かけて現れます。

出てくる症状も分かりにくいです。

頭痛や抑うつ感、イライラ感、

身体のだるさや疲労感。

一見、食べ物からくるとは

わからないような、

そんな症状をもたらします。

私の免疫疾患も、

このアレルギーから

きているのかもしれない、

そう思って、数年前に、

遅延型アレルギーの

検査を受けてみました。

検査結果は、あらびっくり。

小麦（グルテン）、卵、

乳製品、アボカド、

キャベツ、その他諸々…。

結構な反応が出てしまいました。

代替食品のワナ

その日からしばらくは

本格的に食事制限をしていました。

今は、少し緩めています。

パンやパスタなどの小麦製品は

あまり食べません。

卵はほとんど食べなくなりました。

食べるとしたら、

ホルモン剤や抗生物質を使っていない

鶏から生まれた卵だけ。

高いので、あまり食べられないという

理由もありますが…笑

乳製品もやめていました。

ヨーグルトが大好きで、

毎日食べていたのですが、

全部ストップしました。

チーズやバターはごく稀に。

ホワイトソースを作るときも、

豆乳と米粉に置き換えて。

ところが、数ヶ月前のある日、

豆乳ヨーグルトなるものを

見つけてしまいました。

豆乳≠乳製品

大丈夫、安全、と、

思い込み、

その日から毎日、

豆乳ヨーグルトが

欠かせなくなりました。

夏の終わりころからでしょうか、

なんだか身体がおかしいなと

思うようになりました。

下痢っぽかったり、

お腹が張っていたり、

少しネガティブになったり…。

季節の変わり目だからかな、とか、

気候の変化が激しいから、とか、

単純に、楽観的に、

そんなふうに捉えていました。

身体の声を聴くということ

発酵しごとの講座で、

あらためて、乳製品のことを

学んだとき、

はっとしました。

私の身体の不調は、

自分の食べたものからだった、と。

口はおいしいと喜んでいるけど、

腸が悲鳴をあげていました。

ちゃんとサインを出していたのに、

耳を傾けていませんでした。

いつも食べないものを

食べたときの身体の変化は

気にしていたけれど、

習慣になってしまっているものほど

気をつけないと見逃してしまうと

気づきました。

身体の声はとても小さい。

しっかり耳を澄まさないと

聞き逃してしまいます。

雑音にかき消される、

鳥の羽音のように。

その日から、

豆乳ヨーグルトをストップしました。

そうすると、翌々日から

お腹の調子が戻ってきました。

身体が全部教えてくれます。

コーチングと同じです。

答えは結局、自分にあります。