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お花を着るというセルフケア

社会不安の高まり

 

悲しく衝撃的なニュースが

続いています。

 

電車にいる誰もが

見つめているスマホの中で、

否応無く目に入る文字が不安を煽って、

 

車両の空気を重くしています。

 

ここ数ヶ月、

クライアントさんが話すことに

死が度々出てくるようになりました。

 

突然死、自死、病状の悪化。

 

初めは、何の偶然だろうと思っていました。

1日にお会いした3人なり4人、

すべての方から、

 

身近な人が亡くなった、

という言葉が出ることもありました。

 

そこから、堰を切ったかのごとく

毎回のように

死にまつわるお話を聞くことになりました。

 

兄弟の自殺、

母親の突然死、

親友の急死、

 

大切な誰かを失くした

その人たちは、

感情のやり場がわからず、

 

普段通りに日々を過ごしていました。

だから、誰も、気づかなかった。

心が痛んでいることに。

 

 

心の中を放すこと

 

お母様を失くしたその人は、

たくさんの話をしたあとに、

思い出したようにつぶやかれました。

 

そういえば、母が亡くなったんです。と。

 

今まで、自分の中でそんなに大きなことだと

思っていなかった。

それよりも、マスクの確保をどうするか、

そのことの方が大きな問題だった。と。

 

母が亡くなったことは悲しい。

でもコロナでなくてよかった。

もしそうだったら、

死に目に会うこともできなかった。

 

だから、仕方がなかったと思うようにした。

これでよかったんだと思うようにした。と。

 

ふと話し始めたその人は、

まるでダムが崩壊するように、

すごい勢いで、お母様のお話をされました。

 

大好きだった、頼りにしていた、

もっと話をしたかった、

今も、相談したいことがたくさんある、

 

まるでお母様に話すように

たくさんの感情を放されました。

 

話すことは放すこと、と言われます。

けれど、ただ話せば楽になる、

ということではありません。

 

タイミングは人によって違います。

無理に話そうとしない、

無理に放そうとしない、

それも大切です。

 

タイミングをつかめない人がいます。

話す場が見つけられない人もいます。

放すことにOKを出せない人もいます。

 

そんなときは、ひとりで心を放す方法もあります。

 

書いてみよう

 

書いてみましょう。

誰もみていないから。

誰にも見せなくていいから。

 

今、自分の心の中にあることを

書き出してみよう。

 

絵でも、文字でも、

ぐちゃぐちゃの線でも、

なんでもいいです。

 

もう少し、できそうなら、

整理をしてみましょう。

 

起きたこと、感じたこと、

そして、考えたことを

分けて書き出してみましょう。

 

事実と感情と思考、

これがぐちゃぐちゃになってないですか?

書き出してみると、

今の状況がわかりやすくなります。

 

お花の色を着る

 

書くことに戸惑いがある人は、

もっとシンプルに、

気持ちをあげる方法があります。

 

お花の色の服を着ましょう。

コロナ以降、

私は毎日明るい色の服を

着るようにしました。

 

ピンク、パステルイエロー、

ブルー、白。

グリーンは似合わないので、

あまり着ないけど。

 

セッションのときも、

今までより明るめで行くようにしています。

 

街で見かけるのはグレーや黒ばかり。

フォーマルには便利だけど、

気持ちは落ちていきます。

 

試しにお部屋で着てみてください。

ピンクを着ているときと、

黒を着ているとき、

 

こころの軽さが変わります。

 

ポイントはお花の色です。

 

お花を着て、外に出ると、

街で出会う人にも、

心の明るさをおすそ分けすることができます。

 

心が重いな、気持ちが塞ぐな、

そんなときは、

お花の色を着る、

 

そうやって、

自分を助けてあげてください。

 

セルフケアの一つです。

丸谷香

丸谷 香(まるたにかおり)

精神保健福祉士/社会福祉士/公認心理師

メンタルコーチ。元大学病院のMSW。就労・児童および産業分野でソーシャルワーク、心理カウンセリングなどに従事。
現在は、経営者、個人事業主、専門職向けのコーチングのほか、障害福祉事業所の組織開発、対話型発達障害研修などを行う。

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