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光の絵

ついこの前、

あぁもう9月に入ったな、

と、思ったところなのに、

 

気づけば

今日は9月最後の日。

 

時空がずれたのかと

思うくらい

今日が来るのが早くて

 

あわててブログを書き始めました。

 

 

光の画家

 

 

光の画家という人がいます。

 

Chie Artという

その光の画家さんは

 

光を描く、

私が大好きな人です。

 

彼女と出会ったのは10年前。

ニュージーランドの

小さなビルの1室でした。

 

透き通るような雰囲気と

柔らかく優しい声と、

美しい佇まいに

 

不思議な安心感と

居心地の良さを覚えて

 

そのころ、高い壁を立てて

人を拒絶していた私の心に

すうっと光を差しこんでくれました。

 

そこから10年。

 

芸術に疎い私は、

彼女が有名な画家だということを

まったく知らずに

 

海外や国内のあちこちを

一緒に旅をする、

とても素敵で尊敬できる憧れの女性、

 

そんなふうに思っていました。

 

初めて、個展で彼女の絵を見たとき、

身体の中からぷくぷくと

なにかが弾けるような感触と

 

真ん中からじわ〜っと

なにかがほどけていくような

そんな感覚があって

 

気づけば

涙が流れていました。

 

 

光の絵

 

 

いつか私のところにも

光の絵が来てくれるといいな、

そんなふうに思うようになりました。

 

ある日、とある大学病院で

教授をされている知り合いの先生と

お会いして、

 

「原画を持ってる?」 と

聞かれました。

 

「まだ持っていません。

いつか欲しいと思ってるんですけど…」

と答えると

 

「いつかね、“あぁこの絵は

自分のところに来る絵だ“って

思う絵に巡り会えるよ。

 

それまで焦らずに

待っているといいよ」

と、教えていただきました。

 

そうなのかなぁ

そんな絵に巡り会えるのかなぁ

と、思い続けて数年。

 

そんな言葉すら

忘れてしまっていたある日。

 

ふと、

紹介された絵を見て

 

くるん、と

何かがつながったような

感覚がありました。

 

「あ、この絵は

私のところに来る絵だ」

 

「私はこの絵と一緒にいたい」

 

と、思うと同時に

自然と身体が動いて

 

値段も知らずに

買うと決めていました。

 

欲しい人が多かったので

抽選になると聞いたその時も、

 

当たり前のように

私のところに来るのだと

疑う気持ちすら

ありませんでした。

 

そんなふうにして、

我が家に届いた

初めての原画は

 

その日から

私を流れる光で

包んでくれています。

 

心が泣きそうになったとき

足が止まってしまったとき

自分が閉じてしまいそうになったとき

 

光の絵は

いつもより優しく光って

私に語りかけてくれます。

 

開放したい衝動に駆られたとき

笑いが私を包んだとき

穏やかな波が訪れたとき

 

光の絵は

いつもより輝きをまして

私を高めてくれます。

 

絵とともに刻を過ごす

いつのころからか

そんな時間を持つことが

 

私が私でいられるための

日常になっていきました。

 

 

光の時間

 

 

アートセラピーという

心理療法があります。

 

感情の解放や思考の整理

意欲の回復や自尊感情の向上に

効果があると言われています。

 

私自身はアートセラピーについて

詳しいわけではないのですが、

 

私が光の絵と

ともに過ごしている時間は

 

もしかしたら無自覚のうちに

アートセラピーに

なっているのかもしれないと

最近、気づきました。

 

私はもともと思考過多なほうで

頭の中には、まるで雲のように

常に何かが浮かんでいます。

 

その雲たちに思考が占領されて、

自分をコントロールされているような

そんな感覚に陥ることさえあるくらいです。

 

光の絵を見ていると

思考ではなくて

心が反応していきます。

 

声がOFFになって

思考が光で消されていって

私の奥の奥のほうと

 

絵の光が

つながっていくような

そんな感覚で

 

閉じがちな心がひらかれて

出てきた自分を

まるっと受けとめられる

 

柔らかく許されるような

温かく包まれるような

清らかに洗われるような

そんな感覚に陥ります。

 

そんな光の時間が、

私のこころの

メンテナンスになっていて

 

今はもう、日常生活の

当たり前の中に

組み込まれています。

 

Chieさんは

毎年9月に個展を開催されます。

 

今年、また新しい光が

我が家に

来てくれることになりました。

 

私の光の時間が

より濃く、より淡く

より深く、より広くなって

 

これからの私の

日常を

照らしてくれることになります。

 

アートセラピー。

アートをとおして

自分と向き合うこと。

 

これからの時代の

心の在り方に

大きく関わる大切な要素です。

 

アートセラピー、

光の絵に限らず、

みなさん自身の好きな絵で、

もしよかったら取り入れてみてください。

丸谷香

丸谷 香(まるたにかおり)

精神保健福祉士/社会福祉士/公認心理師

メンタルコーチ。元大学病院のMSW。就労・児童および産業分野でソーシャルワーク、心理カウンセリングなどに従事。
現在は、経営者、個人事業主、専門職向けのコーチングのほか、障害福祉事業所の組織開発、対話型発達障害研修などを行う。

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